今回は何回かに分けて楽譜の読み方についてお話します。
最初は音名(おんめい)についてです。音名は暗記になりますが音楽やるうえで必要なことなので、しっかり覚えましょう。
音名(おんめい)とは
音の高さを表すためにつけられた固有の呼び方になります。ドレミファソラシドやイロハニホヘトが有名ですね🎶
英語では[pitch name]と呼ばれてます。
国によって言語が違うので有名なのをいくつか紹介します。
ドレミファソラシド(イタリア表記)
よく使われるドレミファソラシドはイタリア語になります。映画サウンドオブミュージックが有名ですね。
ちなみに、このように表示します Do(ド)Re(レ)Mi(ミ)Fa(ファ)Sol(ソ)La(ラ)Si(シ)
イロハニホヘト(日本表記)
ドレミファソラシを日本式表記にするとイロハニホヘトになります。
「ド」の部分が(ハ)、「レ」が(ニ)、「ミ」が(ホ)、「ファ」が(ヘ)、「ソ」が(ト)、「ラ」が(イ)、「シ」が(ロ)になるので、日本表記で「ドレミファソラシ」を言うと「ハニホヘトイロ」になります。
あと、シャープ(♯)とフラット(♭)の日本式表記はシャープが「嬰(えい)」フラットが「変(へん)」と表記されダブルシャープが「重嬰(じゅうえい)」ダブルフラットが「重変(じゅうへん)」と表記します。
CDEFGAB(英・米表記)
CDEFGABは英語や米式表記になります。音楽でロックやポップスなどやるかたは覚えることが必須になるので覚えておきましょう。
C(シー)が「ド」、D(ディー)が「レ」、E(イー)が「ミ」、F(エフ)が「ファ」、G(ジー)が「ソ」、A(エー)が「ラ」、B(ビー)が「シ」になります。
CDEFGAH(ドイツ表記)
ドイツ表記は見た感じアルファベットを使っていますが発音が英語とは異なります。
「ド」の部分がC(ツェー)、「レ」がD(デー)、「ミ」がE(エー)、「ファ」がF(エフ)、「ソ」がG(ゲー)、「ラ」がA(アー)、「シ」がH(ハー)になります。
クラシック音楽ではドイツ表記がよく使われるので覚えるのが必須になります。
音名を見てみよう
音名は場所が決まっているので実際に見て暗記しましょう。
写真の音符の音名はドレミファソラシドになります。
①のドから⑧のドまで音符が7個ありますが実際には①から⑧の間に12個の音名があります。
下の図↓が12個の音名になります。音名はこの12音の順番が繰り返され音が高くなったり低くなるので、この①から⑫までの12音は覚えておきましょう。
#(シャープ)を使って表示しましたが♭(フラット)を使って表示すると下の図になります。
②のド♯(C♯)とレ♭(D♭)は表示は違いますが同じ音になります。
他に④レ♯(D♯)とミ♭(E♭)、⑦ファ♯(F♯)とソ♭(G♭)、⑨ソ♯(G♯)とラ♭(A♭)、⑪ラ♯(A♯)とシ♭(B♭)も同じ音になります。
※③、⑤、⑧、➉にある「♮」この記号は「ナチュラル」と呼びます。本位記号と言われてて調号や臨時記号による半音の変化を取り消すための記号になります(小節内でのみ無効にします)上の図で考えると②がレの半音低いレ♭になるので元のレの音にもどすため「♮」ナチュラル記号を使います。
ピアノの鍵盤(けんばん)表示すると下の図になります🎹
続いて譜面表示すると下の図のようになります。
さいごに🎤
音名は最初理解するのが大変ですが譜面を見ながら楽器を練習してると自然に覚えていくので焦らずに楽器の練習とセットで覚えていきましょう。